山鵜の野鳥草子

yamauf.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

県鳥のおはなし

例年はもう少し賑やかな海ですが、この時は閑古鳥が鳴いていました。
と言っても、閑古鳥と呼ばれるカッコウが鳴いていたのではなく、遊び
相手の少ない海でした。
ミヤコドリはそこそこ居たのですが、ハマシギやミユビシギでもパラパラ
程度、少し時期が遅かったのも有るのでしょうが今年はシギチドリが例年
の同じ時期に比べると少ない、としておきます。
 そんな中で遊んでくれたのがこの子でした。
県鳥のおはなし_a0143780_16222949.jpg
初夏には沢山居て、あまりレンズを向けることも無いのですが、この日は
チョロチョロせずに愛想が良かったので遊んでもらいました。
 シロチドリ、調べてみると三重の県鳥のようですね。中々素敵な採用だな、
と感心してしまいました。この子から様々なメッセージを感じます。
身近なところでは、奈良はコマドリですね。吉野駒と呼ばれるだけあって
適任です。県を代表するには少し数が少ないように思いますが・・・
続いて、大阪はモズ、ユルキャラにも採用されているようで府民にも徐々に
認知され始めているようです。滋賀のカイツブリ、これも琵琶湖があっての
採用なんでしょう。一方で、山鵜にはなじみ深い京都ですが、オオミズナギドリ
とのこと。確かに繁殖地でもある冠島含め京都の代表なのでしょう。
 ただ、広く府民に候補を選んでもらったら違う結果だったかもしれませんね。
兵庫のコウノトリとか他と比べると、京都だけ少し異質に感じてしまいます。
またまた脱線しますが、冠島周辺は船釣りのポイントとしても特級ポイント
です。夏のイカ釣り、秋から冬にかけてのブリやヒラマサ、冬場のメダイも
良く釣れます。ただ、夏場のイカ釣りでは漁火に向かって突っ込んでくる
オオミズナギドリ、何度か☆になってしまった光景が・・・
今年はノビタキも少なく厳しい鳥見が続いています。


by yamau-f | 2017-10-20 20:19 | シロチドリ