山鵜の野鳥草子

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赤いシリーズ開幕

赤いシリーズ、いよいよ開幕します。
5月連休に開幕し、地元で取り敢えず出会い、撮ることが
出来たのですが、その後しばらくはアカショウビンを追い
かけていました。今年は、アカショウビンには出会えずに
休日を消費してしまい、どうなる事かと・・・
 でも、コマドリは山鵜を裏切ることなく待っていてくれ
ました。山鵜ポイント数か所で計8個体ほど登場したでしょ
うか。デジスコとデジ一その他もろもろで二十数kgの荷物
を担ぎ森や谷や河原を歩くこと延べ50km・・・そろそろ
無理が利かなくなってきました。

赤いシリーズ開幕_a0143780_11195919.jpg
最初に出会ったのは綺麗な♂成鳥、愛想もよく撮り始めたの
ですが暫くして左目の負傷に気が付きました。痛々しい・・・
 残念ながらモデルとしては少し厳しいので他の子を探す事
にしました。簡単に言うけど、そう簡単に他の子がいる訳も
無く中々勇気のいる決断でしたがね。
 コマドリ、やはり藪の中をウロウロするからか、負傷した
子に良く出会います。目、頭、脚、どれも小さな体には大き
な試練です。
赤いシリーズ開幕_a0143780_11201355.jpg
定番の囀りシーンです。完全に静止した画より下嘴が少し
ぶれている位が山鵜は好きです。基本的には下嘴だけ動か
して囀るのでチャンスは多いのですが、程よくとなると簡
単にはいきません。
 この子は二番手の登場でしたがソングポストで歌うのが
好きなようで良くモデルになってくれました。カラオケで
も前に出て歌うタイプと、座ったままで歌うタイプが居ま
すからねー。山鵜、隣に女性が居れば前でも歌いますよ(汗)
コマドリは隣に♀が居るのを山鵜は見たことありません。
赤いシリーズ開幕_a0143780_11203368.jpg
同じポイントですが、少し移動して撮ってみました。
後ろの空抜けが無ければ・・・と思うのですが、これは
これで有りです。前ボケはご存じクマザサです。
撮影環境は想像してみてください。熊と変わりません。
先日、知り合いのバーダーから、しょっちゅうコマドリ
撮ってるけど、理想の構図は?と聞かれました。
うーん・・・答えに窮しましたねー。苔むした枯れ木の
ソングポストで囀るコマドリ、これだけなら山ほど撮っ
ています。なんでしょうねー ペアのコマドリ?これも
別に望んでいません、と言うか偶然の出会いしかないと
思っていますからね。
 皆さん、夏になるとスイカ食べますよね。なんで?
やはり旬を楽しみたいから、ですかね。
山鵜のコマドリ、やはり旬を楽しんでいるのでしょう。
その時その時の出会い毎にベストの構図で撮れればそれ
でいいんです。いくら思い描いても相手は野鳥、思う
ようには行きません。これも野鳥撮影の醍醐味です。
つづく


by yamau-f | 2017-07-19 20:55 | コマドリ