山鵜の野鳥草子

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赤い木霊

夕陽を浴びたアカショウビンの次は深い深ーい、ブナ林の中の
出会いでした。例年のエサ場は昨冬の降雪量の少なさもあり
雪解け水が少なく、カエルさんも少なかったのでしょうか?
飛来の頻度が極端に少なく、ようやくたどり着いたのがこの場所でした。
山鵜一人でははっきり言って絶対に行かないかも・・・
赤い木霊_a0143780_21541548.jpg

贅沢な話ですがデジスコで撮るには近過ぎました。
かと言って、新兵器D500砲には暗すぎました。
遅いときは1/4secのSSではどうしようもありません。
山鵜としては、この環境ではデジスコの機材選択です。
ブナ林は下草がそれほど密度が濃くないので助かります。
こういう環境でのアカショウビン撮影は初めて、
ポイントに出会えたこと自体が奇跡的なポイントでした。
赤い木霊_a0143780_220514.jpg

構図的にはブナの雰囲気も出ているので良いのですが
やはりペアが・・・ 少し贅肉 違った贅沢が身につき始めた
ようです。初心に帰る、これ大事なことです。
何時も書きますが、山鵜は野鳥の中ではやはり
アカショウビンが一番好きかもしれません。
この時も深い林の中で一際赤いアカショウビン
まさに赤い木霊と言った感じです。
時間に余裕ができたら、林の中に長期滞在して
撮影に没頭したい、これがささやかな夢かなー
赤い木霊_a0143780_22131353.jpg

同じ枝の写真ばかりです。
表情を見ていただければ、と思います。
この子がやって来るのを待っている間に聞こえてきた野鳥
コルリ、サンコウチョウ、トラツグミ、クロツグミ、アオゲラ、アカゲラ、
ジュウイチ、ホトトギス、カッコウ、セグロカッコウ、ツツドリ、サンショウクイ、ウグイス、マミジロ、
ミソサザイ、ソウシチョウ、オオルリ、キビタキ、コサメビタキ
カラス、・・・・・ 囀りのシャワーは本当にパラダイスでした。
この子達は飛来すると直ぐに相方探しでよく囀ります。
様々なディスプレイがあるのですが、巣を擬装工事(笑)で
♀にアピールし、相方が決まると営巣が始まります。
基本的にはゲラ類の旧居を使うことが多いようです。
ゼロの状態から巣を作り上げたのを見たことが有りません。
赤い木霊_a0143780_22262067.jpg

今までの出会いとは全くパターンが違うので
早くも来年以降のことを考えると心配です。
撮れる時に撮れ、この子にも当てはまる状況に
なりつつあります。
by yamau-f | 2016-08-07 21:48 | アカショウビン